リヒテライト(リヒター閃石)とウィンチャイト(ウィンチ閃石)について (2009.12.08)
ウィンチャイト、リヒテライトは、ILO及びWHOに定義されるアスベストには該当しません。
一般的にはあまり知られていないようですが学術的な知見ではトレモライト類として分析することで
含有の有無が確認できます。
またSEM/EDX(走査型電子顕微鏡)によりアルミニウムやナトリウムの確認ができた場合には、
トレモライトと区別することも可能です。
弊社では、『建材製品中のアスベスト含有率測定方法 JISA1481:2008』
にてカナダ産のリヒテライト及びインド産のウィンチャイトの分析を行いました。
位相差顕微鏡分析とX線回折分析をおこないトレモライト類として確認できることを証明いたしました。
分析結果につきましては厚生労働省、国土交通省、経済産業省、及び学識者の方々に
提出し評価を頂いております。
当然ながらSEM/EDXでは分析結果からリヒテライト及びウィンチャイトと確認できました。
如何に精度を高めて0.1%超の6種類アスベスト含有建材や非常に低い濃度のアスベストを発見できるか!
が重要なポイントです。
私見ではありますがJISA1481:2008の分析方法は非常に良く考えられた方法で
出来る限り安全側に結果がでるように工夫されています。つまり非常にアスベストに近い区別が
つけづらいケースには出来る限り安全側(対策が必要となる0.1%超含有の意味)になるということです。
その上で分析者は0.1%超含有しているのか含有していないのか証明する責任があります。
加熱処理や蟻酸処理・アナライザーやDTG・SEM/EDXなど分析会社・分析者の徹底したこだわりが
更に精度の高い分析結果となり本当に含有している・含有していない証明となります。
アスベストとは異なった話題ですが発ガン性の高い物質として最近注目されているものがあります。
一般環境中に存在する【 結晶質シリカ 】です。
遊離珪酸として測定しますが発ガン物質であり一定条件下では管理濃度を超える可能性も考えられます。
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品質管理者 営業部アスベスト分析精度対策担当 脇谷 壮太朗








