mizushori ここだけの話

私達サービスエンジニアの現場での奮闘の日々、喜んでいただいた出来事をお伝えします。


2011年5月

福井君に任せて良かった!

「冷凍機が高圧カットでストップしてしまい、困っている」と緊急のご相談が 入りました。 この現場は他社が水質管理を行なっており、開放点検を行なってみると、 熱交換チューブの銅が見えないほど汚れが付着していました…! すぐに、冷凍機の単体洗浄を行い、汚れを取り除きました。 今回の対応がきっかけとなり、水質管理についても任せて頂くことになりました。 熱交換チューブに付着した汚れには、外部から混入した砂・ホコリも多く混じっていたので、 冷却塔清掃を実施し除去しました。 また、毎月水質分析を実施し、分析結果から薬品注入量を調整。 先日、シーズンイン前点検を行った結果、熱交換チューブに汚れの付着はなく、 水質管理の効果が確認でき、一安心しました。 大阪本社 福井


お湯の沸き上げが遅い…!

一般のご家庭のお客様よりヒートポンプ式給湯システムのメーカーへ 「お湯の沸き上げ時間が以前より遅くなった。」というご相談があり、 メーカーのサービスマンが点検に伺ったところ、 ヒートポンプユニットの中(水熱交換器)が詰まっていました。 洗浄で対処できなければ、ヒートポンプユニットを交換しなければなりません。 緊急性が求められていたので、直ちに現場へ急行。 通常の設備洗浄には使用しない飲料水専用の洗浄ポンプを使用、 また最後の水洗いを入念に行いました。 洗浄の結果、無事詰まりを取り除くことができ、流量が回復。 お湯が沸き上がるまで確認し、正常な状態であることをお客様に報告。 洗浄相談を頂く前は、緊急対応を求められていたので、ヒートポンプユニットを 交換するケースもあったそうです。即日対応に喜んで頂けました。 同じような症状でお困りのご家庭へ伺うことがありますが、 特にカルシウム成分が高い井水を使用されているご家庭では、お湯の使用量が 多くなると起こりやすくなる現象です。 熱交換の時にカルシウム分が配管内に皮膜を形成しますが、 熱交換器の配管はとても細くできており、少しの皮膜でも流量が落ちて 熱交換率が悪くなり、このような症状が出る場合があります。 井水を使用されていた現場では、洗浄後、軟水器を設置し、 このような症状は無くなりました。 京都SC 井上


知らぬ間に成長した錆こぶ

「築37年のマンションの設備更新を考えているが、実際にどれだけ腐食が 進んでいるのか知りたい」とのご相談が入り、設備の劣化診断に伺いました。 設備の「劣化診断」というのは、一般の人には聞き慣れない言葉ですが、 簡単に言うと、設備の“健康診断”と思ってもらうとわかりやすいと思います。 お医者さんと同様、我々も機械を用いて設備の健康状態を確認します。 現場で調査していると、流しの排水管の水漏れに遭遇! 8mmの内視鏡を使って、実際に流しの排水管を見てみると、 大きな錆こぶができていました。 腐食(鉄と水が反応して酸化鉄になる)が進行すると、鉄分が溶出して、 配管の厚みが薄くなり、穴があいてしまうと、今回のような水漏れを 引き起こします。 配管内の写真を見たお客様は、予想より腐食が進行していたことに 驚いておられ、すぐに設備の更新を進めるとのことでした。 大阪本社 阪本


屋上に堆積していた黄色い粉の正体

「雨がやんだ後、屋上に黄色い粉が堆積していた。心配なので、 何かを調べて欲しい!」とのご依頼がありました。 黄色い粉は非常に細かな微粒子だったので、走査電子顕微鏡分析(SEM-EDX)が 最適な分析方法と判断。 拡大観察すると、リンゴが梅干しのようにシワシワになったようなものが 多数見られました。 (×543倍) 構成元素は炭素、酸素が主成分だったので有機物と考えられました。 元素マッピング(上のSEMの画像の緑枠部分を元素マッピング表示) 文献などで調べると、スギ花粉と大きさ、特徴が見事に一致!! スギ花粉がこんな形状をしていたとは…!驚きました。 文献より調べた花粉のSEM画像 花粉は新鮮な状態では上の画像のように綺麗な球体ですが、期間が経つと シワシワになるそうで、改めて、花粉は生き物なんだなぁ!と思いました。 肉眼では見えないわずか25μm程(1mmの1/40)の花粉が 多くの人を悩ませているとは、自然の力には驚かされます。 お客様に報告すると、「黄砂か花粉かどちらかかな?と予想はしていたが、 正体がはっきりわかって良かった」と安心されていました。 大阪本社 新居