

「水」と「空気」に関するトラブルを解消するためには、肉眼では見えない多種多様な原因物質を科学的に捉える視点が欠かせません。 当社は、最新の検査機器を駆使して対象物に迫り、詳細な分析データをもとに「より正確に」「より高精度に」「より速く」原因を追求します。

- 分析の対象となる物質の形状を正しく観測するために、今まで分析業界では使われていなかった、最新の観測機器「デジタルマイクロスコープ」を導入。これにより、ミクロの単位で対象物の色や形を鮮明なカラー画像で見ることができ、大きさや奥行きまで3D画像で計測できるなど、より精度の高い観測が可能になりました。


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瞬時に計測が可能 | 拡大観察 175倍 | |
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あらゆる角度からの観察が可能 |
- 1,000倍までの幅広い観察
- 高倍率でも全体にピントの合った 拡大画像で観察できる
- 動画の撮影も可能

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3D画像から深さ方向を分析・解析 | 3D画像の高低差を色分け |
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銅配管腐食部分 | 吹き出し異物の観察 |
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500円硬貨の腐食部分の観察 |
- X線回折分析装置は、試料にX線を照射することにより得られた散乱から結晶の持つ固有の構造を知ることができるため、固体試薬中にどんな物質が含まれているのかを調べるときに使用します。当社では、特に低濃度のアスベストや結晶質シリカなどの分析に向いている高感度の装置を導入しています。


アスベストなどの鉱物をはじめとする結晶物は非常に種類が多く、種類ごとにX線回折チャートの形が違います。当社のX線回折分析装置には10万種類以上の結晶物のデータが蓄積されています。また、実際のサンプルではさまざまな物質が混ざった状態なので、検査結果を出すには知識と経験が必要不可欠です。
アスベスト | ![]() |
X線回折チャート |
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X線回折チャートはX線の跳ね返りをグラフ化したものです。結晶面の距離(下図の d )によって、X線が跳ね返る角度(下図の θ)が違います。結晶面の距離は結晶物によって違うので、跳ね返りの角度から結晶物が何かを調べることができます。
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X線回折は物質の結晶構造(分子の立体構造)を「観ている」ものなのです! |
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