ステンレスタンク内壁の気相部の上部に錆が発生しているので、錆を除去してほしい。
高圧洗浄機及び薬品を使用し、タンク内の錆を綺麗に落とすことができました。
事例詳細
状況
飲料メーカー様の飲料用水槽タンクの錆取りに伺いました。今回の洗浄対象は市水を貯めるステンレスタンクで、約300トンもの大きさになります。
作業内容
高圧洗浄機と薬品を使用してタンク内壁の錆を溶かし、最後に回転ノズル式の高圧洗浄機にてタンク内を綺麗に洗い流しました。
タンク内に人が入る際は安全対策を十分に行いました。
解決のポイント
洗浄作業の流れ
①高圧洗浄でお湯をかけてタンクを温めます。
②別の高圧洗浄機にて薬品と錆を反応させて、錆を溶かしていきます。(タンクを事前に温めておくことで、薬品と錆の反応が良くなり溶けやすくなります。)
③最後は回転ノズル式の高圧洗浄機にて、15~20Mpaの超高圧の水を隅々まで吹きつけ、タンク内を綺麗に洗い流します。
ケミカルタンクや生産設備のタンクなど、固有のタンクに関して当社の化学知識と洗浄ノウハウにて柔軟にお応えします。
マンホールからタンク内部に洗浄機を挿入し、
超高圧の水を吹き付けます
結果⇒ステンレスタンク内の錆を綺麗に落とすことができました。
安全対策について
今回のタンクは高さが15mもあるため、通常の安全帯のほかにハーネス型安全帯(4点支持)と安全ブロック(衝撃により停止する装置)の2重の装備にてタンク内に入ります。タンク上は丸く、足場も悪いのでボルト等の落下防止処置も行っています。
タンク内に入る作業前には有資格者が酸素濃度測定を行い、安全を確認してから作業を行っています。