RC製受水槽内のモルタル剥離 FRP樹脂ライニングやコーティング等で解決

RC製受水槽内でモルタル剥離が発生しているので、補修をしてほしい。

補修及びFRP樹脂ライニング及びコーティングを施したことにより、コンクリートの表面劣化による水質汚染の恐れがなくなりました。

事例詳細

状況

某工場の飲料用RC製受水槽の定期清掃時に不具合提案として内部でモルタルが剥離し、露筋部の錆水が槽内に混入していました。後日、補修工事の提案をし、実施することになりました。

作業内容

モルタルが剥離している箇所をコンクリートにて補修し、水槽内部にFRP樹脂ライニングを施し補強、その後トップコートによるコーティングを行いました。

解決のポイント

モルタル剥離の要因

水道水中の消毒剤である塩素とコンクリートが反応すること等で劣化が起き、RC製水槽内でモルタル剥離が発生したと考えられます。

コンクリート補修後にFRP樹脂ライニング

コンクリートのみでモルタル部を補強しても、数年後に同じくモルタル剥離が起こることが考えられるため、さらにFRP樹脂にて補強します。

剥離箇所をコンクリートにて補修

FRP樹脂ライニングで補強

FRP樹脂ライニング施工後、トップコートによりコーティングをします。

【コーティングの効果】
・完全平滑仕上げの為、汚れが付着しにくくなる。
・FRP樹脂の上にコーティングをすることで結露の発生を抑え、剥離・クラック等の発生を防止します。

RC槽は構造上、外部から水槽内部を点検することが困難なため定期的に清掃し、清掃時に内部の劣化状況を確認することをお勧めします。適切なタイミングで補修工事を行うことで、水槽の寿命を永くすることができます。

施工前

施工後

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