最新鋭の分析機器で原因を究明します。
空調機・給水栓などから出てきた異物やスケール、スライムの測定・分析を行っております。
金属・有機物・生物などのさまざまな原因に対応した分析機器をもちいることで、より早く原因究明を行うことが出来ます。
金属が主成分と考えられる異物の分析
誘導結合プラズマ発光分析法(ICP)または走査型電子顕微鏡(SEM-EDX)による元素分析
例) プレート熱交換器中の異物
(左図 異物の現物写真) (右図 走査型電子顕微鏡(SEM-EDX)で元素ごとにマッピングした写真)
黄色い部分が多いことから、検査した異物の主成分はSi(シリカ)とわかります
有機化合物(有機溶剤、ゴム、樹脂等)が主成分と考えられる異物の分析
フーリエ変換赤外分光分析装置(FT-IR)による原因物質の同定
例) ストレーナーに付着している異物
(左図 異物の現物写真) (右図 フーリエ変換赤外分光分析装置(FT-IR)で測定したスペクトル)
ライブラリーとの比較から、検査した異物はフッ素樹脂と考えられます
生物と考えられる異物の分析
光学顕微鏡による菌種の同定
例) 浴槽中の異物
(左図 異物の現物写真) (右図 光学顕微鏡で撮影した写真)
生物膜(バイオフィルム)が確認されたことから、浴槽内に細菌類が繁殖していると考えられます
異物検査に関するよくあるお問い合わせ
原因物質が何かわかりません。そのような場合でも分析は可能ですか?
原因物質がわからない場合、まず、走査型顕微鏡(SEM-EDX)を用いて主となる元素を特定します。
分析結果より有機物や生物と考えられる場合はフーリエ変換赤外分光分析装置(FT-IR)や光学顕微鏡を用いて分析を行います。