- 劣化診断(超音波肉厚測定)
- 能力診断(超音波流量測定)
- 腐食原因調査
- その他非破壊検査
多彩な手法で正しい診断結果を導き出します。
突然の漏水や赤水、排水の溢れ、逆流、冷暖房が効かないなど、こうしたトラブルの原因の多くは、配管の劣化、詰まり、設備の老朽化、能力不足など目に見えない箇所に存在します。当社は、こうした目に見えないトラブルの原因を探り出し、設備の劣化状況や場所、種類などに応じて異なる手法を駆使し、正確な劣化診断を行い、その改善策を提案します。
超音波流量測定
管内の流量を測ります
超音波流量測定では、管内を流れる流量をその場で測定することができます。これによって、ポンプの能力をはじめ、各種配管の流量を診断、設備更新や改修工事、省エネ対策に役立つデータを入手できます。
- 特長
●配管を切断することなく、管内流量を測定することができます。
●流速・流量データを本体に保存できるので、流量変化を確認できます。
●ロガー機能による連続測定も可能です。
- 作業時間
●1ヵ所 30分程度
(保温材の脱着などの時間は含みません。設置状況や測定間隔によって前後します)
- 操作手順
- その他の注意点
●管内水に乱流や多量のエアが存在する場合、測定できない場合があります。
●ライニング鋼管のような2層配管では測定できない場合があります。
●満水状態にする必要があります。
●保温材の脱着は500mm必要です。
●測定箇所は直管となります。
●バッテリー内蔵型のため、電源は必要ありません。
- 空気・気体の流量測定も可能に
超音波液体流量の技術を活用し、従来のポータブルと同じ感覚で空気や気体の流量を測定することができます。
◇メモリ容量:100,000ポイント以上
◇配管サイズ:20A~300Aおよび100A~600A(クランプオン外付センサ対応サイズ)
◇測定流体:超音波を伝搬させる気体
◇流体温度:-40℃~+130℃
空調能力測定
設備の実際の能力を測ります
冷凍機や空調機の「流量・風量・温度・湿度・水温・電流値」を、数時間から長期にわたって測定し記録することで、設備の能力を総合的に判定します。能力測定で得られた結果を新設時と比較し、能力の減衰幅を確認することで、設備の更新や改修工事、省エネ改善計画などの立案に有効なデータとして活用いただけます。
- 冷凍機の能力測定について
冷凍機の能力測定については、冷水(入口・出口)温度・冷水流量と冷却水(入口・出口)温度・冷却水流量を測定します。
- 空調機の能力測定について
空調機の能力測定は、コイル(入口・出口)温度湿度・風量と冷温水(入口・出口)温度・冷温水流量を測定します。
冷凍機の能力測定
流量、温度、水温、電流などを同時に長期間にわたって記録することで、冷凍機の能力を総合的に判定します。
超音波ガス流量測定
クランプオン超音波センサを使用する事によりコンプレッサエアや都市ガスなどの配管を切断、加工することなく測定が可能で、超音波を伝搬するすべての気体を測定できます。※1
管径は20A~600Aまで、管材は全ての金属と樹脂に対して測定可能です。※2
(※1各配管ごとの必要圧力を満たしている場合 ※2ライニング管は除く)
省エネ診断からコンプレッサーの能力確認、設備改善提案など低コスト、短時間で必要なデータを測定いたします。

腐食原因調査
データを収集し、原因・対策を報告書にします
設備配管の腐食や割れに伴う漏水、蒸気漏れなどのトラブル原因を多様な手法、機器を用いて追究します。現地目視、ヒアリング、水質検査、超音波流量測定(流速の確認)、SEM・EDX およびFT-IR などによる金属組織観察や腐食生成物の分析を行います。
建築物のX線診断
多彩な非破壊検査を実施します
当社のX 線作業主任者が、壁、床など建築物の内部を非破壊検査で調査します。床・壁の配筋位置の調査からコア抜き・床ハツリ工事前の鉄筋・電線管位置の調査まで、建築物の強度を担う重要な部位の調査を、一貫した自社施工で行います。
その他の調査・診断も行います
- 漏水調査
- 各種能力診断
- 排水管ルート調査
- バリテーション対応測定
- 電位調査